育児なんて、へのかっぱ!?

恐ろしく手の掛かる息子に振り回される毎日。髪を振り乱して今日も奮闘、負けたらあかん。

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巻き込み育児

市役所の「健康づくり課」から電話があった。

柔らかな女性の声。

「リョウくん、その後どうですか?」

私が答える。

「あまり変わりませんが、ちょっとずつ良くなっていると思います」


この人が家に訪ねてきてくれたのは、今月初旬のこと。
リョウの、ひどい癇癪、パニックを起こしたような泣き方やその長さ、
思い通りにならないときの自傷行為など、一通り義母と一緒に
家の居間で話をした。

保育園の先生に勧められ、県の療育センターでテストを
受けることになっていたので、その結果を聞きに、電話してくれた。

自傷行為が始まったのは1歳2ヶ月頃。
その2ヶ月ほど前の1歳ちょうどの頃、
私は大声でリョウを怒鳴りつけ、近くにあったリョウのオモチャを
手当たり次第力いっぱい壁へ投げつけ、オモチャの破片が
飛び散った。夫はまだ帰らず、リョウと二人きりのときだった。

ベビーゲートの向こうで、リョウがワンワン泣いて、びしょびしょに
濡れた顔で、ゲートの隙間からこっちに手を伸ばしてきた。

私は後悔と自己嫌悪でその場でうずくまって大泣きした。
その声を聞きつけて、下階に住んでいた、ひとり暮らしの
臨時保育士をしている女性が来てくれた。
「大丈夫やき。がんばってるの、知っちゅうき」と背中を撫でて
なだめてくれた。

リョウは、とにかく手が掛かった。
新生児の頃から、朝方まで抱っこして揺らさなければ、
なかなかぐっすり寝付かない子だった。
3.4ヶ月頃からは、ほんのちょっとした音で起き、
その後狂ったように泣き喚いて、延々2.3時間泣き通すこともあった。

だから、寝ている間も物音ひとつ立てられず、シンクには
汚れたままの食器が重なり、夜寝かしつけた後は、
毎晩通夜のように夫との会話さえままならない日が続いた。

24時間かまってやらなければ、それこそ24時間泣いているような
子だった。その、胸が痛くなるような泣き声が耳から離れず、
リョウがぐっすり寝ているときでも、幻聴が聞こえるようになった。

信じられないほど寝付きも悪く、目をこすって寝ぐずっている
というのに、2時間かけて抱っこやおんぶしても、
とうとう眠らないときもあった。そんなときは延々と不機嫌で、
次に眠るまで、その癇癪に振り回されることになった。

2歳を過ぎてからも手を焼き、自傷行為もなくならず、言葉の遅れも
あるので、保育園の先生から療育センターでの検査を勧められた。
結局、リョウが嫌がったため検査はできず、私からの聞き取り検査
で正常の範囲内ということがほぼわかった。言葉に関してだけ、
「観察」ということになった。

市役所の健康づくり課の保健士や、保育園の担任、療育センター
の相談役の女性、アパートの下階の保育士の女性には、何でも
話した。

そのおかげで、私は今、「なんとかなる」と育児を楽しめている。

相談したからと言って、何か得策があったわけではない。
状況も、あまり変わっていない。なのに、気持ちがこれほどまでに
楽なのは、この人たちあってこそ。

自傷行為が始まった当初は、夜中、布団の中で泣いてばかり
いた。夫が心配するので、声を殺して泣いていた。
何か間違ったのかもしれない、と自分を責めていた。
自分の大切な子供が、自分自身で額をスチール製のゲートや
床や壁に叩きつけている姿は、親としては耐え難いものがある。

でも、療育センターの相談役も、市役所の保健士も、
「ママに注目してもらうための手段としてリョウくんが
選んだだけで、育て方に問題があるわけではない」
ときっぱり言ってくれた。

それからは、冷静に物事を考えられるようになった。
そうして思い返してみれば、私は
「自分は本当にがんばってきた」と
胸を張っていえることに気がついた。

母乳の出が悪かったので、退院後5回、ナースからサジを
投げられるまで痛いマッサージに通った。
母乳を出したい一心で、吐き気がするときでもご飯を食べた。
時間があれば本を読みきかせ、抱っこしてやり、
散歩や育児支援センターに連れ出し、
離乳食が始まってからは、うまく飲み込めずに吐き戻してしまう
ため、あの手この手であらゆるものを作った。

甘やかしすぎたわけでもない。
厳しくしすぎてもいない。
あやゆる面で、ちゃんと勉強して、試行錯誤してきた。

2年間、100パーセント、「ママ」だった。

今も、だけど。

それを誇らしく思える。

いろんな人を巻き込んで、悩みを一人で抱えなかったこと。
それが一番よかったのかもしれないと思う。
友達には、相談しない。自分の子と比較して、「うちの子は
そうまでひどくなかったからなぁ」と言われたら、それで
おしまいだから。
なるべく、何百人、何千人と子供を見ている、保育園の
ベテラン保育士や園長、育児支援センターの先生、
保健士や療育センターの先生など、専門家に相談するほうが
いいと思う。

子供のことで、ノイローゼになりそうに悩んでいるのに、
自分が「だめ親」だと烙印を押されそうで、躊躇している
人がいるとしたら、それは大きな間違い。
「自分は、がんばっている」という再確認のために、
相談に行くと考えてほしい。

がんばっているからこそ、悩むんだもんね。

さぁ、今夜の夕食、何にしようかな~。
好き嫌い、多い子なのよねぇ。
ま、いろいろ作っていれば、そのうち何でも好きになるでしょ。

  • [No Tag]

*Comment

No title 

さえちゃーん。
この2年ほどで、いろんなことがあったんやね。
なんかね、読んでて涙がでてきたよv-409

>100パーセント、「ママ」だった。

100%どころか120、いや200%、いやもっともっと
ママとして頑張ってるよ~。
ほんとにすごいって、心の底から思うもん。

私は、子いてないから、わかったような事はなにも言えないけど
周りの友達とかの話を聞いてると、こどもの成長って
その子なりのペースがあって、ほんとにみんなそれぞれ違うねんなぁって
めっちゃ思うよ。
それと、専門家の方の言葉(注目してもらうための手段っての)
そのとおりやね。
さえちゃんは、ほんとに素敵なママや~!!(涙)。

ところで今日の夕食なににした??
我が家は鍋~e-465(手抜きw)。
  • ゆき 
  • URL 
  • 2009年02月26日 19時22分 
  • [編集]

No title 

ありがとう、ゆきちゃん♪

ゆきちゃんこそ、旦那様を大切にして、
素敵な奥様だよ(*^^*)

そうそう、子供は、100人いたら
100人とも違うんだよね・・。
だから、育児は面白いんだねぇ。
しんどいこともあるけど、やっぱり面白い、と思う。^^

ゆきちゃんの優しさが伝わってくるコメントで、
あったかな気持ちになったよ。
ありがとうね。

夕食は、煮物づくしにしたよ~。
うちも手抜きさぁ^^; えへへ
  • さえゴン 
  • URL 
  • 2009年02月27日 14時51分 
  • [編集]

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